コミカライズの頂点、ポケットモンスターSPECIAL

お疲れさまです、イキリオタクです。

最近僕の所属しているサークルでtumblerブーム、自分語りブームが訪れているようなので僕も便乗しようと思い、個人的にこっちのが慣れてるのでtumblerではなく個人のはてブロを立ち上げました。

ここでは主にオタクの独り言をつらつらと垂れ流そうと思います。好きなものの紹介がメインになるんですかね、オタクは布教しないと死んでしまう生き物なので許してください。

ぼちぼち、飽きない程度に更新していけたらいいですね。続かなそうですが。

 

 

 

前置きはこれくらいにして、今回の本題に入りましょう。布教シリーズ記念すべき第一弾、今回紹介するのはこちら

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漫画、ポケットモンスターSPECIALです。

 

僕が人生で初めて自分のお小遣いで買った漫画はこれの9巻で、そこから中学に入学するくらいまでずっと集めてました。中学に入学すると「ポケモン?ガキの遊びだぜ!」みたいなことを考える厨二期が訪れたためダイヤモンドパール編以降は読んでいないのですが、今でもめちゃめちゃ思い入れの深い漫画の一つです。

 

ゲームでもアニメでも映画でも、原作ありきの漫画とかコミカライズって、中々本家を超えるのが難しいと思うんです。結局本家のイメージが先行しちゃうし、ストーリーをなぞるだけなら原作でいいじゃないですか。

 

しかしながらこのポケットモンスターSPECIAL(通称ポケスペ)は原作を補完しつつ、一つの物語として完成している、コミカライズの頂点と言える作品であると、自身を持って言うことが出来ます。

 

今回はポケスペのキャラやストーリーを紹介するというよりも、いかにコミカライズ作品として優れているかに重きを置いて紹介していこうと思います。

 

 

 

1.ゲーム内の疑問点を解消する設定

皆さん、健全な大学生ならポケモンシリーズの一つや二つプレイしたことはありますよね?その中でゲームシステムや世界観に疑問を持ったことありませんか?僕はあります。

この作品では、そういった疑問点をスッと納得いく形で、独自の解釈で世界観に落とし込んでいます。

何が言いたいんだこいつって思われても仕方ないので具体例をお見せします。

 

Q.なんでポケモンの手持ちって6匹までなの?

ゲームをプレイしたことがある方ならご存知の通り、ポケモンシリーズでは手持ちポケモンとして一緒に冒険できるポケモンは6匹まで。これって結構不思議じゃないですか?少なくとも少年時代の僕は疑問でした。伝説ポケモン10匹くらい連れていけたら最強やんけって思ったことありませんか?

この疑問、ポケスペではこんな感じで解消されています。

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均等に愛情を注いで育てる上で一番バランスが良いと、ポケモンリーグが定めたルールだそうです。

ポケモンシリーズ通しての目的である、「ポケモンリーグを制覇しチャンピオンになる」という設定に矛盾せず、読んでいる人が納得できるような設定になってますよね。

 

この作品ではこのような独自の設定がいくつも存在し、それら全てが原作を補完しつつ、疑問を解決しています。

 

他にも、ゲームに限った話ではないですがポケモンシリーズに登場するロケット団。なんでロケット団って名前なの?という疑問に対し、

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Raid On the City, Knock out... Evil Tusks(町々を襲い尽くせ、打ちのめせ悪の牙たちよ)」

の略であるとしています。カッコよすぎか。

 

他の例も少し紹介すると

Q.「Bボタンで進化キャンセルできるのはなんで?」

A.「ポケモン図鑑についてるキャンセルボタンが特殊な電波を発信するから」

Q.「ジムバッジの数で扱えるポケモンが変わるのはなんで?」

A.「特殊なエネルギーを持つ素材でできているから。複数個集めることで伝説ポケモンを従えられるようになったりもする」

 

などなど。アニメ版とも異なる独自の設定が随所に散りばめられています。

 

 

 

2.ゲームに登場するキャラの独自の扱い

ポケスペはゲームのコミカライズ作品でありながら、ただポケモンリーグ優勝や図鑑完成を目指すのではなくゲーム以上にドラマチックなストーリー展開を繰り広げる作品です。

主人公たちは基本的にオリジナルのキャラクターですが、勿論ゲームのキャラも登場します。

それらのキャラの多くに漫画独自の設定が与えられ、漫画独自のストーリー展開に大きな影響を与えています。

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例えばこのキャラ、ゲームでは赤緑FRLGで最後の四天王として登場した四天王ワタル。このキャラはポケスペでこんな設定で登場します

第2章における黒幕で、四天王の将。ドラゴンタイプポケモンを主流として使う。

 

幼少期の頃、人間の産業開発の為にポケモンが苦しんでいたことに怒り、人間を滅ぼして「ポケモンのための理想郷」を築こうと決心する。 

Wikipediaより引用)

数巻ごとに第1章、第2章…と区切られてストーリーが進化するポケスペにおいてピカチュウ版を基にした第2章のラスボスとして登場し、主人公のイエローやグレンジムリーダーのカツラやミュウツーと激闘を繰り広げます。

この紹介文だけ見ても、ただゲームのストーリーをなぞっているだけじゃないということがお分かりいただけるのではないでしょうか?

 

同じく悪役として登場するキャラからもう一人

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金銀クリスタルやそのリメイクでジムリーダーとして登場するヤナギ。ポケスペでの立ち位置はというと

その正体は、第3章の事件の黒幕「仮面の男」。第3章から9年前にホウオウを使ってブルーとシルバーを誘拐し、自らの手駒になるよう修業を強要した張本人であり、彼らの師匠にして育ての親にあたる。自分のポケモンに対する愛情は深いが、それを貫き通す為の手段は一切選ばず、自分の手持ち以外の全てを「道具」と呼び利用する冷徹な一面を持つ。

Wikipediaより引用)

この人も3章のラスボスとして登場。原作となるゲームではただの脇役の一人でしかなかったこのキャラにここまでの設定を与え、それを軸としたストーリーを展開させています。

 

この人たち以外にもカントー地方のジムリーダーは半分近くロケット団の団員だったり、カントー地方の四天王が全員悪役だったり何かとキャラ設定が斬新です。

 

 

 

3.アツいポケモンバトル

ポケモンの醍醐味といえばやはりバトルですよね。ゲームだと厳選したり努力値振ったり、そこまでガチじゃなくても育てて対戦したりと様々ですが、勿論ポケスペにもバトル描写はあります。

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ポケスペではトレーナーへのダイレクトアタックもOKです。

画像は主人公のレッドが四天王シバのサワムラーに攻撃されているシーンですね。

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(この後氷漬けにされます)

 

ポケスペではただポケモン同士のバトル以外にもトレーナーとポケモンが一緒になって戦うという点に重きが置かれていたりもします。

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こちらはレッド対サカキのワンシーン。余談ですがポケスペ読むとスピアー好きになりますよ。

 

トレーナーへのダイレクトアタックだけでなく

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ボールを壊そうとしてみたり

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地形や特性を利用したり

などゲーム内でのポケモンバトルにとどまらないアツい駆け引きが繰り広げられます。

ふざけた書き方になってしまいましたね。でもこれってコミカライズじゃないとできない表現だと思うんですよ。

ゲームの中ではただポケモン同士がプレイヤーの出した指示に従って技を出して戦うとしか表現されていなかったところをこのような解釈で新しく表現し直しているところもポケスペがコミカライズとして優れている点であると言えます。

 

 

 

おわりに

長々とポケスペの魅力について語ってきました。まだまだキャラもストーリーも魅力いっぱいなのですが、流石に疲れたのでこの辺りで今回は筆を置かせていただきます。

個人的にポケスペを超えるコミカライズ作品はないと思っていますが、こんなのもあるぜって言うのがあったら教えていただけたら嬉しいです。

皆さんも是非ポケスペ読んでみてください。間違いなくフシギダネにフッシーというニックネームをつけたくなります。

 

それではまた、気が向いたら。